知育・学習玩具

形をまねる?自由に組み立てる?図形遊びの教材選び

知育・学習玩具

図形遊びの教材を探すと、タングラムとパターンブロックのどちらが合うのか迷うことがあります。タングラム パターンブロック 違いは、ピース構成と遊びの広がり方にあります。

兵庫教育大学の資料では、タングラムは7ピースでシルエットを作るパズルです。東洋館出版社が紹介するパターンブロックは6種類の形を組み合わせ、模様や図形を探ります。完成図を手がかりに解く遊びと、自由に並べて試す遊びのどちらが合うかを、遊び方や学習目的、対象年齢・課題の確認ポイントから比べます。

ポイント
  • ピース数だけでなく、完成図をまねるか自分で組み替えるかで選びましょう
  • シルエットの問題ならタングラム、模様づくりならパターンブロックが向きます
  • 年齢表示と課題の難しさを確かめ、まずは親子で一問だけ試してみましょう
図形遊びの選び方

タングラムとパターンブロックの違いは、ピース構成と遊び方

タングラムは7ピースでシルエットを作るパズル

ピース数が少ないほうが簡単なのか、見本があるほうがよいのか迷うときは、遊びの形から比べると整理しやすくなります。タングラムは正方形を分割したパズルで、決まったピースを動かし、動物や道具などのシルエットを作ります。

兵庫教育大学の教材資料によると、タングラムは7ピースで構成されます。内訳は直角三角形5個、大2個・中1個・小2個、正方形1個、平行四辺形1個です。種類を数えるのではなく、各ピースの個数まで決まっています。

遊びでは、見本の輪郭や完成図を手がかりに、ピースの向きや位置を調整します。形を自由に増やすというより、限られたピースで見本に近づける課題が中心です。形の構成と課題の向きが選び分けの軸です。まず遊ばせたいのがシルエットの再現か、模様や図形の構成かを決めると、候補を絞りやすくなります。

比較項目タングラムパターンブロック
ピース数と形7ピース。直角三角形5個、正方形1個、平行四辺形1個6種類。正六角形、台形、平行四辺形、正三角形、ひし形、正方形
遊びの基本ピースを動かしてシルエットを作る形を組み合わせて模様や図形を作る
向きやすい課題見本の再現、ピースの位置合わせ図形の合成・分解、置き換え
製品仕様の例商品ごとに確認東洋館出版社の製品は辺2.5cm、角は30度の倍数
タングラムとパターンブロックの違い

タングラムはピース数と形が決まっており、見本のシルエットに合わせて置く遊びが中心です。形を動かして正解に近づける課題を探すときに選びやすい教材です。

パターンブロックは6種類の形を組み合わせ、模様や別の図形を作れます。表の辺の長さや角度は東洋館出版社の製品紹介に基づく情報なので、別の商品は仕様を確かめてください。

パターンブロックは6種類の形を組み合わせて探る教材

パターンブロックは、決まった図柄を一つ再現するだけでなく、複数の形を並べて模様や図形を作る教材です。東洋館出版社が紹介する構成は6種類。正六角形、台形、平行四辺形、正三角形、ひし形、正方形で、これはピースの種類数を指します。

同社の製品紹介では、6種類のブロックは辺の長さがすべて2.5cmで、角はすべて30度の倍数になるよう構成されています。形を組み合わせたり、同じ形を別のブロックで置き換えたりできるため、並べ方を変えながら図形の成り立ちを試せます。

ピースの総数は商品やセットによって異なるため、購入時は種類数とセットに入る個数を分けて確認しましょう。タングラムは決められた7ピースで見本を再現する遊び、パターンブロックは形を組み合わせて試す遊びが軸です。遊び方の違いから選ぶと、課題とのずれを減らせます。

年齢より先に、遊びたい内容と課題の難しさで選ぶ

完成図を手がかりに形を置くのが好きならタングラム

タングラムを選ぶ目安は、完成図を手がかりにピースを置く遊びに関心を持てそうかどうかです。見本と手元の形を見比べ、向きや位置を変えながらシルエットを作ります。輪郭が示された問題なら、置く場所を考える助けにもなります。

取り組み方を左右するのは、見本にどれだけ手がかりがあるかです。輪郭に合わせる課題から始め、形がつかめてきたら完成図だけを見て組み立てる問題へ移る方法があります。見本の手がかりと課題の難しさを、商品を選ぶ際の判断軸にしてみましょう。

たとえば、見本の一部はできても残りのピースが収まらないときは、いったん置いた形を回したり、別の場所から組み直したりできます。完成図に近づく過程を楽しめるなら、こうした置き直す試行錯誤が遊びの中心になります。答えを急がず考える時間を取りたい場合にも合います。

色や形を自由に並べて試すならパターンブロック

色や形を自由に並べて試したい場合は、パターンブロックが候補になります。東洋館出版社の紹介では、正六角形や正三角形など6種類の形で構成されています。完成形を決めずに並べれば、模様を作ったり、配置を変えて別の形を試したりできます。

この教材は、同じ形を別のブロックで置き換えたり、複数のピースを組み合わせたりできる点も特徴です。たとえば、模様の一部を違う形で作り直すと、組み合わせ方や見た目の変化を比べられます。正解を当てるより、手を動かして試す遊びを好む場合に取り入れやすいでしょう。

課題カードが付属する商品なら、自由に並べる遊びに加えて、見本や輪郭に合わせて形を埋める課題にも取り組めます。一方、自由な配置を楽しみたいのに課題中心の商品を選ぶと、遊び方が思っていたものと違うこともあります。購入前に候補商品の対象年齢表示と、見本付きか自由遊び向けかを商品ページで確認してみましょう。

タングラムの遊び方は、見本の再現から形の分類へ広げる

最初は輪郭付きの問題で7ピースの置き方を試す

最初の一問は、完成図の輪郭が描かれた見本から選ぶと、ピースを置く場所の見当をつけやすくなります。兵庫教育大学の教材資料では、タングラムは正方形を7つに分けたパズルで、直角三角形5個(大2・中1・小2)、正方形1個、平行四辺形1個で構成されています。全ピースを見本の近くに並べ、形や向きを確かめてから始めると、取り組みやすくなります。

輪郭付きの見本から始め、置き直しながら考えるのが基本です。ピースを置いたら、辺が輪郭に沿うか、角の向きが合うかを見比べます。合わないときは無理に押し込まず、いったん外して向きを変えたり、別の場所を試したりしましょう。どの部分が合わなかったかを確かめると、次に動かすピースの手がかりになります。

見本の輪郭がある問題を一つ選び、ピースを動かしながら親子で完成を目指してみてください。大人がすぐ答えを示す代わりに、「この角はどこに合いそう?」と一緒に考えたり、候補のピースを絞ったりすると、子どもが自分で置く余地を残せます。難しそうなら、まず一部分だけ形を合わせ、残りを続ける方法もあります。

慣れたら輪郭のない問題や作品の分類に挑戦する

輪郭付きで置き方を試せるようになったら、外枠だけの問題や、完成図を見ずに形を作る遊びへ広げられます。見本を一度に隠すと迷いやすい場合は、見本を少し離して置き、必要なときに見直せるようにしてみましょう。ピースの向きを変えたり、組み合わせを崩したりして、何度でも戻れる余地を残すと試しやすくなります。

形ができた後は、完成したかどうかだけで終わらせず、使ったピースの位置や向きを振り返ります。たとえば、同じ向きに並ぶ形や、左右を反転すると似た形になる部分を探してみましょう。問いかけに答えが出なくても、指で輪郭をたどったり、ピースを見比べたりしながら、見つけ方を一緒に試せます。

作品をいくつか作ったら、使った形や見た目の特徴で仲間分けする方法もあります。啓林館の授業実践例では、タングラムで図形を作った後、作品を分類し、対称性や図形の性質を考える活動が計画されています。家庭では「似ているところはどこ?」と話し、分類の理由を形や向きに結び付けると、作る遊びから比べる遊びへつながります。

パターンブロックの遊び方は、模様づくりからタスクカードへ

自由に並べて色や形の模様を作る

パターンブロックは、形や色を見比べながら模様を作れる教材です。まずは同じ形を並べたり、色を交互に置いたりして、完成形を決めずに試せます。正六角形や三角形を中心に置くと、周囲に何を足すか考えるきっかけになります。

自由に並べる段階では、見本どおりに作ることより、置く場所や向きを変えて違いを見つけることが中心です。たとえば、同じ形を横に連ねたあと、向きを変えて囲むと、印象の違う模様になります。できた形を見比べるのも遊びの一部です。

作り方に迷ったら、使う形を一種類に絞ったり、色を交互にする約束を決めたりすると、手を動かしやすくなります。模様ができたら、どこを繰り返したか、どの形を動かしたかを言葉にしてみましょう。次の課題へ移る前の小さな手がかりになります。

活動活動例問いかけ
自由な模様づくり形や色を自由に並べるどこを変えると別の模様になる?
輪郭を埋める課題輪郭の内側をブロックで埋める別の形に置き換えられる場所はある?
角度・対称性を探る課題向きを変えたり左右を比べたりする回転させても同じ形に見える?
パターンブロックの遊び方と問いかけ

遊びは自由な配置から輪郭の再現へ進み、慣れたら向きや左右の違いを探る流れにできます。タスクカードは完成を急がせるものではなく、形を試す範囲を示す手がかりとして使えます。

自由制作の後にカードを一枚選ぶと、遊びの勢いを保ちながら課題へ移れます。答えがすぐ見つからなくても、ブロックを置き換えたときの変化を問いかけると、考えた過程に目を向けられます。

輪郭を埋める課題で図形の合成や分解を試す

自由制作に慣れてきたら、輪郭付きのタスクカードを使うと、形を合わせる課題に進めます。輪郭の内側をブロックで埋めると、どの形なら収まるか、複数のブロックをどう組み合わせるかを試せます。完成図を見ながらでも、置き方は一つとは限りません。

一つの場所に合うブロックが見つからないときは、別の形を組み合わせたり、すでに置いたピースを動かしたりしてみます。同じ輪郭を異なるブロックで表せる場合もあり、図形の合成や分解を目で確かめられます。正解より、置き換える試行を楽しむ時間です。

自由制作の後に輪郭付きタスクカードを一枚使い、ブロックの置き換えを試すと、遊びの流れを保ったまま課題に移れます。すぐに答え合わせをせず、どの形を動かしたら収まったかを一緒に振り返る方法もあります。難しそうなら、輪郭の広い部分から埋めてみるのもよいでしょう。

図形遊びの教育効果は、何を考えさせるかで変わる

タングラムで形の性質や対称性を考える授業例

図形遊びを学びにつなげたいとき、作品を完成させるだけでよいのか迷うこともあります。タングラムは、できあがった形を見比べ、どんな特徴があるか話す時間を加えると、観察や説明の活動にもなります。

啓林館の授業実践例では、タングラムで図形を作った後、作品を分類し、対称性や図形の性質を考える授業が計画されています。たとえば、できた形を「左右が同じ形に見えるもの」などの観点で分け、どこを見てそう判断したかを尋ねる方法があります。

問いかけは、伸ばしたい学習内容に合わせて一つ選ぶと進めやすくなります。形の性質なら「どのピースを動かすと別の形になる?」、対称性なら「折り目を想像すると、左右はどう見える?」など。作った形を、問いで学びに変える視点が手がかりです。

パターンブロックで角度・面積・周長を探る活動

パターンブロックは、並べて模様を作るだけでなく、形を組み合わせたり分けたりする活動にも使えます。The Math Learning CenterのPattern Shapesでは、輪郭を埋めるほか、角度や対称性、図形の合成・分解を探る使い方が紹介されています。

角度を扱うなら、ブロックを回転させて隙間なく並べ、頂点のまわりにどのような角が集まるか確かめます。面積では同じ形を別のブロックで置き換え、どの組み合わせなら輪郭を保てるかを比べる方法があります。角度や面積の問いを、手を動かしながら試せます。

周長に目を向ける場合は、できた図形の外側を指でたどり、内側の辺と外側の辺を分けて数える問いが使えます。オンタリオ州のMathies教材解説では、面積モデルによる分数・小数の表現や、面積・周長を考える活動が示されています。教材の課題に合わせ、問いを絞るとよいでしょう。

教材・活動取り組み方の例問いかけの例
タングラム・作品分類できた形を特徴で分けるどこを見て分類した?
タングラム・対称性形の左右を見比べる折り目を想像するとどう見える?
パターンブロック・合成と分解複数のブロックで輪郭を埋める別の組み合わせでも作れる?
パターンブロック・面積や周長面積モデルや外側の辺を調べる面積や外周はどう表せる?
教材ごとの活動例と学習の問い

表は、タングラムでは完成した作品を見比べ、形の性質や対称性を考える流れを示しています。パターンブロックでは、形を組み替える活動から面積や周長へ問いを広げられます。

一度に多くの内容を扱うより、伸ばしたい学習内容を一つ選び、対応する問いを添えると活動の狙いが伝わりやすくなります。子どもの反応に合わせ、問いを変えてみる方法もあります。

購入前は対象年齢・ピース管理・課題の有無を確認する

対象年齢とピースの大きさは商品の表示で確かめる

対象年齢は、商品ごとの表示を見て選びます。タングラムやパターンブロックという教材名だけでは、個々の商品の対象年齢やピースの大きさまでは判断できません。同じ種類の教材でも、セット内容や素材、形状が異なる場合があります。

ピースを扱う様子を想像し、子どもが無理なく持ち上げたり、向きを変えたりできそうか確認しましょう。小さく扱いにくいと感じる場合は、大きさの分かる商品画像や仕様欄を見比べると判断しやすくなります。年齢表示だけでなく、遊ぶ場所や見守り方も合わせて考えると安心です。

購入候補の商品ページで、対象年齢、セット内容、ピースの大きさが分かる表示をチェックしてみてください。表記が見つからないときは、販売元に確認する方法もあります。年齢表示は選ぶ手がかりの一つとして捉え、子どもの扱いやすさに合うものを選びましょう。

見本カードや収納方法が遊び方に合うか確認する

カードの有無は、遊び始めの迷いに関わります。見本をまねて形を作る遊びをしたいなら、完成図や輪郭が載ったカードがあるかを確認しましょう。カードが付属するかだけでなく、図の見やすさや、ピースの置き方まで分かるかも選ぶ際の手がかりです。

パターンブロックでは、自由に模様を作るだけでなく、輪郭をブロックで埋める課題にも取り組めます。課題を使いたい場合は、タスクカードがセットに含まれるのか、別に用意する必要があるのかを商品ページで見分けましょう。見本がなくても自由に並べて遊べますが、課題があると取り組む内容を決めやすくなります。

収納方法も、遊びを続けやすくする確認項目です。ピースを種類ごとに分けられるケースか、片付ける場所に収まりそうかを見ておくと、遊び終わりの扱いを想像できます。商品画像やセット内容を照らし合わせ、商品ページの対象年齢・セット内容・カード類を確認するところから始めてみてください。

まとめ

タングラム パターンブロック 違いを考えるときは、教材の特徴だけでなく、子どもがどんな考え方なら自然に手を動かせるかに目を向けると、選ぶ軸が見えてきます。楽しめる課題は、その日の気分や一緒に遊ぶ人によっても変わります。

迷ったら、紙や手元の積み木で形の再現と自由な模様づくりを短く試し、反応がよかった遊びに近い教材を選んでみるのもよいでしょう。小さな試し遊びから、次の一歩が見つかります。

FAQよくある質問

Q
タングラムは何ピースですか?
A

基本のタングラムは7ピースです。兵庫教育大学の教材資料では、直角三角形5個、正方形1個、平行四辺形1個で構成されています。

直角三角形の内訳は、大きいものが2個、中くらいが1個、小さいものが2個です。7つのピースを組み合わせ、見本の形を作って遊びます。

Q
パターンブロックは何種類ありますか?
A

東洋館出版社が紹介するパターンブロックは6種類です。正六角形、台形、平行四辺形、正三角形、ひし形、正方形で構成されています。

商品によってセット内容が異なる場合があります。購入前に、商品説明やセット表示で形の種類を確認しておくと安心です。

Q
タングラムは何歳から遊べますか?
A

タングラムを始める年齢は一律に決められません。商品ごとに対象年齢の表示を確認し、ピースの扱いやすさも見て選びましょう。

見本が付いているか、課題の難易度が合うかも判断材料になります。年齢だけで迷うときは、簡単な見本付きの商品から試す方法もあります。

Q
パターンブロックにタスクカードは必要ですか?
A

タスクカードは必須ではありません。ブロックを自由に並べ、色や形の模様を作るだけでも遊べます。

輪郭を埋める課題や、図形の合成・分解に取り組むときは、見本やタスクカードが手がかりになります。まず自由に並べ、課題を加える進め方もできます。

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