「フェリス女学院大学ってお嬢様学校なの?」「恥ずかしいって本当?」そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
横浜の高級住宅街に位置し、150年以上の歴史を誇るフェリス女学院大学。華やかなイメージとは裏腹に、偏差値の低下や「実はお嬢様じゃない」という声も聞かれます。でも、実際のところはどうなんでしょう。この記事では、フェリス女学院大学のリアルな姿を、最新データと口コミから徹底解説します。

フェリス女学院大学がお嬢様大学と言われる5つの理由
まず最初に気になるのが「なぜフェリス女学院大学はお嬢様学校と呼ばれるのか」という点ですよね。実はこのイメージ、歴史的背景から現在まで続く文化まで、いくつかの明確な理由があるんです。
日本最古の女子教育機関という歴史
フェリス女学院大学は1870年に創立された日本で最も古い女子教育機関です。明治時代初期、文明開化の最先端を担う教育機関として誕生しました。当時から上流階級の子女が多く通い、良家の教育を受ける場として認識されてきた歴史があります。
150年以上にわたって蓄積された伝統と格式が、現在のブランドイメージを形成しています。キリスト教の信仰に基づいた「For Others(他者のために)」という教育理念も、品位と教養を重視する校風を生み出してきました。
横浜山手という立地環境
フェリス女学院大学のキャンパスは、横浜の高級住宅街・山手と緑園都市に位置しています。特に山手キャンパスは、異国情緒あふれる港町横浜の中でも格式のあるエリアとして知られています。
この立地そのものが、お嬢様大学というイメージを強化する要因になっているわけです。周辺環境の上品さが、大学のブランドイメージと自然に結びついているんですね。
礼儀作法と教養を重視する教育方針
フェリス女学院大学では、キリスト教精神に基づいた教育が行われており、礼儀や品格を重視する雰囲気があります。学生たちも自然と落ち着いた態度や言葉遣いを意識することが多く、上品なイメージが形成されています。
特に音楽や外国語、礼儀作法の教育に力を入れており、これが「お嬢様学校」としてのイメージを強固にしてきました。パイプオルガンのあるチャペルで毎朝礼拝が行われる風景も、このイメージを象徴するものです。
芸能人卒業生による影響
有名芸能人の卒業生の存在も、お嬢様イメージを強化する大きな要因です。特に桐谷美玲さんや秋元真夏さんといった「清楚で知的な女性」というイメージを持つ芸能人が、フェリス女学院大学の出身であることが広く知られています。
テレビ東京の大江麻理子アナウンサーなど、メディアで活躍する卒業生も多く、その華やかな活躍がフェリス女学院大学全体のイメージと直結しています。
学生の清楚な雰囲気とファッション
実際の学生の雰囲気も、お嬢様大学というイメージを裏付けています。フェリスの学生は、派手なタイプよりもナチュラルで清楚な雰囲気の人が多いと言われています。
服装も上品で、派手なブランド物を身につけるよりも、シンプルなファッションを好む学生が多いようです。夏には日傘率がほぼ100%という情報もあり、品のある振る舞いが自然と身についている環境といえるでしょう。
このグラフは、フェリス女学院大学が「お嬢様大学」と言われる理由を視覚化したものです。150年以上の歴史と伝統が最も大きな影響を与えており、次いで教育方針、芸能人の影響と続きます。これらの要素が複合的に作用して、現在のブランドイメージが形成されているんですね。
フェリス女学院大学の偏差値は実際どうなの?
お嬢様大学というイメージとは対照的に、よく議論されるのが偏差値の問題です。ここで正直な数字を見ていきましょう。
2025年度の最新偏差値データ
フェリス女学院大学の偏差値は、調査機関によって若干異なります。河合塾のデータではBF〜35.0、一方で進研模試では46〜52となっています。
2025年度に新設されたグローバル教養学部の偏差値は、学科によって異なりますが、概ね40前後〜50前後というのが実態です。かつての「難関お嬢様大学」というイメージからは確かに変化していますね。
グラフを見ると、調査機関によってかなり差があることが分かります。河合塾では厳しめの評価、進研模試では比較的高めの評価となっています。実際の難易度は、模試や入試方式によって大きく変動すると考えた方がよさそうです。
「Fラン」という誤解について
ネット上では「フェリス女学院大学はFラン」という声も見られますが、これは誤りです。一般的に偏差値35以下の大学をFラン大学と呼びますが、フェリス女学院大学の偏差値は40前後〜50前後でありFランではありません。
偏差値が以前より低下したことは事実ですが、これは少子化や女子大人気の低下という社会的背景も影響しています。偏差値だけで大学の価値を判断するのは適切ではないでしょう。
偏差値以外の価値とは
フェリス女学院大学は、偏差値だけでは測れない価値を持っています。国際交流プログラム、小規模クラスでのきめ細やかな教育、充実したキャリアサポートなど、学生に対して多様な教育プログラムを提供しています。
特に語学教育には伝統的に力を入れており、前身のヘボン塾時代から続く英語教育の質の高さは定評があります。また、2025年からは新たにグローバル教養学部が開設され、「ジェンダーとキャリア」「デザインと表現」「データサイエンス」の3つの副専攻を設置するなど、時代に合わせた改革も進んでいます。
気になる学費は?4年間でいくらかかる?
お嬢様大学というイメージから「学費が高そう」と思われがちですが、実際のところはどうなのでしょうか。
2025年度の初年度納入金
フェリス女学院大学の2025年度初年度納入金は、約141万7300円です。これには入学金、授業料、施設設備費、その他諸経費が含まれています。
2年次以降は入学金が不要になるため、年間の学費は初年度よりやや安くなります。4年間の総額は約470万円程度と見積もられます。
円グラフから分かるように、授業料が全体の約6割を占めています。入学金は初年度のみですが、施設設備費も4年間で120万円程度かかる計算です。音楽学部の一部科目では、追加の実技料が発生する場合もあります。
他の女子大学との比較
聖心女子大学や白百合女子大学など、同じくお嬢様大学と呼ばれる他校と比較すると、フェリス女学院大学の学費はほぼ同水準か、やや安めの設定となっています。
例えば聖心女子大学の4年間の学費は約475万円、白百合女子大学も同程度です。つまり、お嬢様大学というイメージほど突出して高いわけではなく、私立女子大学としては標準的な学費といえるでしょう。
奨学金制度と経済支援
フェリス女学院大学では、成績優秀者向けの給付奨学金と、経済的支援が必要な学生向けの貸与奨学金が用意されています。また、日本学生支援機構の給付奨学金対象校でもあります。
2025年度からは多子世帯(子ども3人以上)への授業料等無償化制度も適用されており、所得制限なく授業料が年額70万円まで減免されます。「お金持ちしか行けない大学」というわけでは決してないんです。
フェリス女学院大学出身の有名芸能人
フェリス女学院大学のブランドイメージを支えているのが、華やかな芸能人卒業生たちです。どんな方々が卒業しているのか見ていきましょう。
桐谷美玲さん(女優・モデル)
フェリス女学院大学を代表する芸能人といえば桐谷美玲さんです。文学部コミュニケーション学科を2015年に卒業しています。仕事と学業を両立するため、途中で2年間の休学を挟み、7年かけて卒業しました。
大河ドラマ『軍師官兵衛』やドラマ『好きな人がいること』などに出演し、モデルとしても活躍。報道番組「NEWS ZERO」の火曜キャスターも務めていました。清楚で知的な美しさが、フェリス女学院大学のイメージそのものと言われています。
秋元真夏さん(元乃木坂46)
元乃木坂46で2代目キャプテンを務めた秋元真夏さんも、フェリス女学院大学文学部英米文学科の出身です。アイドル活動と大学生活を両立し、グループのインテリ担当として多数のクイズ番組に出演しました。
現在は俳優・タレントとして活動しており、大学で培った知性とトーク力が活きています。
大江麻理子さん(テレビ東京アナウンサー)
テレビ東京の看板アナウンサーである大江麻理子さんもフェリス女学院大学の卒業生です。経済番組のキャスターとして知られ、夫はマネックス証券創業者の松本大さん。知的で品のあるアナウンサーとして長年活躍しています。
その他の著名な卒業生
他にも、石井希和アナウンサー(元テレビ朝日)、村田千弥アナウンサー(元中京テレビ)、深津瑠美さん(元フリーアナウンサー、菊池雄星選手の妻)など、多くのアナウンサーを輩出しています。音楽学部からは、パイプオルガン奏者や声楽家なども活躍中です。
横棒グラフを見ると、アナウンサーの割合が圧倒的に多いことが分かります。フェリス女学院大学は「アナウンサー養成校」としても高い実績を誇り、アナウンス講座などのサポートも充実しています。清楚で知的なイメージが、アナウンサーという職業にぴったりマッチしているんですね。
驚異の就職率99.6%!フェリス女学院大学の就職実績
偏差値が低めという声がある一方で、フェリス女学院大学の就職実績は目を見張るものがあります。ここが最も注目すべきポイントかもしれません。
神奈川県私大4年連続1位の実績
2024年3月卒業生の就職決定率は99.6%。これは全国の女子大学でもトップクラスの実績です。さらに驚くべきことに、大学通信による「2025年有名企業400社実就職率ランキング」で、神奈川県の私立大学では4年連続で1位となっています。
全国の女子大学でも6位にランクインしており、「偏差値の割に就職が強い大学」として知られています。
主な就職先一覧
フェリス女学院大学の卒業生は、多くの有名企業で活躍しています。2024年3月卒業生の主な就職先を見てみましょう。
航空業界: JALスカイ、ANAエアポートサービス(2024年卒は航空業界内定者がのべ74名)
金融業界: 明治安田生命保険、りそな銀行、セゾン自動車火災保険
IT・通信: インターネットイニシアティブ、大塚商会
その他: リクルート、リゾートトラスト、神奈川県教育委員会など
なぜ就職に強いのか
偏差値が高くないのに就職実績が優れている理由は何でしょうか。実はいくつかの明確な要因があります。
まず、フェリス女学院大学というブランド力。150年以上の歴史を持つ名門校としての信頼は、企業からの評価につながっています。特に年配の採用担当者からは「お嬢様大学」として好印象を持たれることが多いようです。
次に、充実したキャリア支援体制。ガイダンス、低学年向けキャリア講座、企業見学会、業界研究講座、自己分析講座、模擬面接講座、学内オープンセミナー(フェリス生対象の企業説明会)など、年間60回程度のセミナーを開催しています。
そして、OG(卒業生)ネットワークの強さ。歴史ある大学ならではの広範な卒業生ネットワークが、就職活動の強力なサポートになっています。キャリア研究会では、現役学生とOGのトークセッションなども定期的に実施されています。
さらに、礼儀作法や語学力、コミュニケーション能力といった「見た目だけじゃない力」を育てる教育環境も、企業から高く評価されているポイントです。
「恥ずかしい」と言われる理由と真実
一方で、ネット上では「フェリス女学院大学は恥ずかしい」という声も見られます。この評価は妥当なのでしょうか。
イメージと現実のギャップ
「恥ずかしい」と言われる最大の理由は、かつての難関お嬢様大学というイメージと、現在の偏差値とのギャップです。「お嬢様大学なら偏差値60台だと思っていた」「ブランド力の割に学力が低い」という声がSNSや口コミで見られます。
また、「ごきげんよう」というお嬢様言葉のイメージが先行しており、「自分は普通の人間なのに、お嬢様大学と言われるのが恥ずかしい」と感じる学生もいるようです。
実際の学生の声
しかし、実際の学生の声を聞くと、かなり違った印象が浮かび上がってきます。在学生や卒業生の口コミでは以下のような意見が多く見られます。
「確かに育ちの良さそうな学生が多いけど、全員がお嬢様というわけではない」「一般家庭出身の学生も多いし、普通にアルバイトをしている人もいる」「落ち着いた学生が多く、品のある人が多いのは事実」
つまり、実態は「ごく普通の女子大生が通う、少し品のある雰囲気の大学」という感じのようです。
偏差値だけで判断するのは誤り
大学の価値を偏差値だけで判断するのは適切ではありません。フェリス女学院大学は、教育の質、就職支援、ブランドイメージ、卒業生ネットワークなど、偏差値以外の多くの価値を持っています。
実際、就職決定率99.6%、神奈川県私大1位という実績が、大学の真の価値を物語っています。「恥ずかしい」と思う必要は全くないと言えるでしょう。
まとめ:フェリス女学院大学の本当の姿
フェリス女学院大学は、確かに150年以上の歴史を持つお嬢様大学としてのイメージがあります。しかし実態は、一般家庭の学生も多く通う、品のある雰囲気の女子大学です。
偏差値は40前後〜50前後と決して高くありませんが、就職率99.6%、神奈川県私大4年連続1位という驚異的な就職実績を誇ります。これは、大学のブランド力、充実したキャリア支援、強力なOGネットワーク、そして礼儀や語学力を重視する教育の成果といえるでしょう。
学費は4年間で約470万円と、私立女子大学としては標準的。奨学金制度も充実しているため、経済的な理由で諦める必要はありません。桐谷美玲さんや秋元真夏さんなど、華やかな芸能人卒業生も多数輩出しています。
「恥ずかしい」という声もありますが、それは過去のイメージとのギャップから生まれる誤解です。フェリス女学院大学は、伝統を大切にしながら新しい時代に向けて変革を続ける、魅力的な大学なのです。
よくある質問(FAQ)
- Qフェリス女学院大学は本当にお金持ちの学生ばかりですか?
- A
いいえ、そうではありません。確かに育ちの良い学生が多い傾向はありますが、一般家庭出身の学生も多数在籍しています。実際の口コミでは「普通にアルバイトをしている人も多い」「奨学金を利用している学生もいる」という声が見られます。お嬢様大学というイメージが先行していますが、実態は多様な家庭環境の学生が通う大学です。
- Qフェリス女学院大学はFラン大学ですか?
- A
いいえ、Fランではありません。一般的に偏差値35以下の大学をFラン大学と呼びますが、フェリス女学院大学の偏差値は調査機関によって異なるものの、40前後〜50前後です。偏差値が以前より低下したのは事実ですが、Fランというレッテルは誤りです。また、就職率99.6%という実績からも、単純に偏差値だけで評価できない大学の価値があることが分かります。
- Q偏差値が低いのになぜ就職率が高いのですか?
- A
複数の理由があります。まず、150年以上の歴史を持つ名門校としてのブランド力が企業から評価されています。次に、年間60回以上のキャリア支援セミナーや個別相談など、充実したサポート体制があります。さらに、広範なOGネットワークが就職活動を強力にバックアップしています。加えて、礼儀作法、語学力、コミュニケーション能力など、企業が求める「見た目だけじゃない力」を育てる教育環境も高く評価されています。
- Qフェリス女学院大学に入学したら本当に「ごきげんよう」と言うのですか?
- A
いいえ、現実には「ごきげんよう」を日常的に使う学生はほとんどいません。これは漫画やドラマなどフィクションの世界で使われるお嬢様言葉のイメージが、大学に投影されているだけです。実際の学生は普通の挨拶を使っており、特別な言葉遣いを強制されることもありません。むしろこのイメージギャップに戸惑う学生もいるほどです。

