学習・スキル

『英語無理ゲー』から『英語わかるかも』へ。偏差値30台からの大逆転劇

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  • 約7割の高校生が英語に苦手意識を持っている
  • 中学英語の基礎が固まれば成績は確実に上がる
  • 適切な参考書と勉強法で3ヶ月で変われる

高校に入ってから英語の授業についていけなくなった、定期テストで赤点ギリギリ、模試で偏差値30台…そんな壊滅的な状況に陥っていませんか?

実は、高校生の約7割が英語に苦手意識を持っているというデータがあります。つまり、あなただけが特別に英語ができないわけではないんです。

この記事では、英語が壊滅的にできない高校生のために、なぜそうなったのか、そしてどうすれば抜け出せるのかを具体的に解説します。適切な参考書と勉強法を知れば、3ヶ月後には別人のように英語ができるようになりますよ。

約7割の高校生が英語に苦手意識を持っている

高校生の英語学習の実態:あなただけじゃない

まず知ってほしいのは、英語で苦戦している高校生は驚くほど多いということです。2024年の調査データによると、私立高校では実に76.9%の生徒が英語に苦手意識を持っており、その中でも52.5%が「苦手」と強く感じています。

ベネッセの継続調査でも、2014年から2022年まで一貫して半数以上の高校生が英語を苦手だと回答しているんです。つまり、クラスの半分以上が英語に困っているのが現実なんですね。

このグラフからわかるように、英語が得意だと感じている高校生は実は少数派です。文部科学省の2023年度調査では、高校生の50.6%が英検準2級相当以上の英語力を持っているとされていますが、それでも半分の生徒は基準に達していません。

さらに重要なのは、英語が苦手になる時期です。ベネッセの調査によると、「中1の前半」と「高1の前半」に苦手意識を持つ生徒が集中しているんです。つまり、新しい学習段階に入った直後につまずく人が多いんですね。

英語が壊滅的にできない7つの原因

なぜあなたの英語は壊滅的な状態になってしまったのでしょうか。原因を知ることが、克服への第一歩です。主な理由は以下の7つに分類できます。

1. 中学英語の基礎が固まっていない

英語は積み上げ型の科目です。中学で習った内容が理解できていないまま高校英語に進むと、新しい内容も理解できません。まるで掛け算を知らずに微積分を学ぼうとするようなものです。

高校英語は中学英語を「発展させるだけ」で、まったく新しいことを学ぶわけではありません。たとえば、高校で学ぶ関係代名詞の非制限用法も、分詞構文も、仮定法も、すべて中学英語の延長線上にあります。

2. 圧倒的な語彙力不足

高校3年間で覚えるべき英単語は約3,000~6,000語とされています。これだけの単語を知らないと、そもそも問題文や長文が何を言っているのか理解できません。

単語がわからない状態で英語を勉強するのは、辞書なしで外国語の新聞を読もうとするのと同じです。当然、理解できず、嫌になり、ますます苦手意識が強まる…という悪循環に陥ります。

3. 文法を「暗記」しようとしている

英文法はルールを理解するものであって、丸暗記するものではありません。しかし多くの生徒が、文法事項を意味も分からず暗記しようとして挫折しています。

たとえば、なぜ「have been -ing」で「ずっと〜している」という意味になるのか、その理屈を理解すれば忘れにくくなります。暗記だけに頼ると、テスト後すぐに忘れてしまうんです。

4. 授業の進度が速すぎてついていけない

高校の英語授業は中学と比べて進度が速いです。覚えることも多く、授業内ですべてを理解するのは多くの生徒にとって難しいのが現実です。

真面目に聞いていても理解が追いつかず、わからない部分が積み重なっていく。そうなると、もう授業が苦痛でしかなくなります。

5. 英語学習へのモチベーションがない

「日常生活で英語を使う機会がない」「将来使うかどうかもわからない」という考えは、学習意欲を大きく低下させます。特に、受験のためだけに勉強しているという意識が強いと、モチベーション維持は難しいですね。

6. 英語を使う機会がない(アウトプット不足)

覚えた単語や文法を実際に使う機会がないと、知識が定着しません。インプットだけでなく、英作文や音読などのアウトプットが必要なのですが、それを怠っている生徒が多いです。

7. 「自分は英語ができない」という思い込み

過去のテストで低い点数を取った、先生や親に叱られた…そんな経験から、「自分は英語ができない」という固定観念に縛られている人がいます。

しかし、英語は適切なトレーニングで誰でもできるようになります。「できない」というのは思い込みに過ぎません。まずはその思い込みに気づくことが大切です。

このグラフからわかるように、最も多い原因は「中学英語の基礎不足」です。実に85%以上の苦手な生徒がこの問題を抱えています。つまり、まず中学英語を固めることが最優先なんです。

壊滅的状態からの脱出:まずは中学英語から

壊滅的状態からの脱出:まずは中学英語から

「高校生にもなって中学英語?」と思うかもしれませんが、これが最も効率的で確実な方法です。実際、30年以上英語を教えてきたベテラン教師も、「大半の高校生が中学英語を復習すべき」と言っているくらいです。

なぜ中学英語なのか

中学英語には、英語を理解する上での基礎的な要素がすべて詰まっています。高校英語は、中学で習った文法を発展させているだけなんです。

たとえば、高校で習う「関係代名詞の非制限用法」や「仮定法」、「分詞構文」などは、すでに中学で習った基礎文法の応用形です。中学英語が理解できていないと、高校英語が理解できないのは当然なんですね。

さらに驚くべきことに、ソフトバンクグループ社長の孫正義氏のスピーチは、ほとんどが中学英語レベルで構成されています。彼の秘書だった三木雄信氏の調査によると、孫氏が使っている英単語はわずか1,480語程度。中学で習う1,200語に少し上乗せした程度なんです。

つまり、中学英語をしっかり使いこなせれば、簡単な英会話もビジネスでのコミュニケーションも可能だということです。

中学英語やり直しの3ステップ

中学英語の復習は、以下の3ステップで効率的に進められます。

ステップ1:中学3年分の英文法を一気に復習

まずは『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』のような1冊でまとまった参考書を使って、中学3年分の文法を短期間で総復習します。時間をかけすぎないのがポイントです。

ステップ2:問題を解いて定着度を確認

参考書の問題を記述式で解きましょう。選択問題だけでは力がつきません。書けるかどうかが重要です。

ステップ3:理解不十分な単元を重点復習

ステップ1で理解が不十分だった単元(たとえば関係代名詞や不定詞など)を、学年別の参考書やスタディサプリの動画授業で復習します。

壊滅的状態から抜け出すおすすめ参考書

適切な参考書を選ぶことが、効率的な学習の鍵です。ここでは、本当に使える参考書を厳選して紹介します。

中学英語のやり直し用

1. 中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版(Gakken)

中学3年分の英文法が1冊でまとまっていて、ビジュアルが豊富で解説が非常にわかりやすい良書です。中学英語の総復習にはこれが一番と言っても過言ではありません。

見開きで「解説→演習」という流れで学習でき、無料の解説動画もついています。高校生だけでなく、大人のやり直し英語にも最適です。

2. 中学校3年間の英語が1冊でしっかりわかる本

オールカラーで見やすく、要点が簡潔にまとまっています。「さらっと復習したい」という人にぴったりです。

3. カラー版 CD付 中学3年間の英語を10時間で復習する本

題名の通り、トータル10時間で中学英文法の復習ができる参考書です。対話形式で進むので、文法書が苦手な人でも取り組みやすい構成になっています。

高校英語の基礎固め用

1. 大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】(東進ブックス)

「いちばんはじめ」「超基礎」と謳っているだけあり、中学英文法から丁寧に解説しています。中学英語があやしい高校生には最適な1冊です。

英文法は積み上げ式なので、自分のレベルから1つずつ理解していくのが近道。この本は、その近道を示してくれます。

2. 総合英語Evergreen(いいずな書店)

高校生の定番文法書です。かつての「Forest」に代わる参考書として人気があります。解説が細かく、レイアウトも見やすいので、ストレスなく英語が学べます。

3. 英文法・語法 Vintage(いいずな書店)

共通テスト・中堅大学・難関大学入試にも対応できる参考書です。まとめ方が分かりやすく、基礎的なことを振り返りたいときに最適です。

英単語帳

1. 英単語ターゲット1900(旺文社)

大学入試で頻出の単語を無駄なくピックアップした単語帳です。日本語訳も入試で使われる意味だけを厳選しているので、効率よく覚えられます。コンパクトで赤シート対応なのも◎。

2. システム英単語(駿台文庫)

「ミニマルフレーズ」という短いフレーズで単語を覚えられるのが特徴です。単語を孤立して覚えるより、文脈の中で覚える方が記憶に定着しやすいです。

参考書名 対象レベル おすすめポイント 学習期間目安
中学英語をもう一度 中学レベル 最もわかりやすい総復習本 2-4週間
大岩のいちばんはじめの英文法 中学~高1 超基礎から丁寧に解説 3-5週間
総合英語Evergreen 高校全学年 辞書的に使える文法書 通年使用
英単語ターゲット1900 高校全学年 入試頻出単語を効率的に 3-6ヶ月
システム英単語 高校全学年 フレーズで覚えやすい 3-6ヶ月

この表からわかるように、中学英語の復習は2-4週間程度で完了できます。それほど時間はかかりません。むしろ、ここをスキップして高校英語に進むほうが、結果的に時間の無駄になるんです。

効果が出る具体的な勉強法

参考書を選んだら、次はどう勉強するかが重要です。間違った方法で頑張っても、成果は出にくいですからね。

英単語の覚え方

英単語は繰り返し見ることが最も重要です。1回で覚えようとせず、何度も何度も目にすることで自然と頭に入ります。

具体的な方法:

  • 1日100単語を5分間だけ眺める(完璧に覚えようとしない)
  • 翌日、また同じ100単語を5分間眺める
  • 3日目も同じ100単語。これを1週間続ける
  • 1週間後、次の100単語へ
  • ときどき前の範囲を復習

この方法なら、1日5分の隙間時間でできます。電車の中、寝る前、朝起きた直後などに実践してみてください。

英文法の勉強法

文法は理解→演習→復習のサイクルが大切です。

  • まず参考書の解説をしっかり読んで理解する(暗記しない)
  • 例文を音読して、文法の使い方を体に染み込ませる
  • 練習問題を解く(間違えても気にしない)
  • 間違えた問題は解説を読み直して、なぜ間違えたか理解する
  • 3日後にもう一度同じ問題を解く

間違えることを恐れないでください。間違えることで記憶が強化されるんです。

長文読解の練習法

長文は「速く読む」より「正確に読む」ことを優先しましょう。

  • 最初は辞書を使いながらゆっくり読む
  • わからない単語や文法をすべてチェック
  • 全体の意味が理解できたら、もう一度最初から読む
  • 3回目は声に出して音読する
  • 最終的にスラスラ読めるようになるまで繰り返す

1つの長文を完璧に理解することが、10個の長文をざっと読むよりも力になります。

学習時間の配分

壊滅的状態から抜け出すための理想的な学習時間配分は以下の通りです。

このグラフが示すように、英単語と文法に全体の60%の時間を割くのが効果的です。基礎がないと長文も読めませんからね。

1日2時間確保できれば、3ヶ月で劇的に変わります。1日1時間なら6ヶ月。時間がなければ、まず中学英語の復習だけに集中しましょう。

モチベーションを維持する5つのコツ

モチベーションを維持する5つのコツ

勉強法がわかっても、続かなければ意味がありません。ここでは、挫折しないためのコツを紹介します。

1. 小さな目標を設定する

「英語ができるようになる」という漠然とした目標ではなく、「今週中に中学英文法の本を1周する」「1ヶ月で単語帳の最初の500語を覚える」など、具体的で達成可能な目標を設定しましょう。

2. 毎日同じ時間に勉強する

習慣化するには、同じ時間に勉強するのが効果的です。「朝起きたら10分単語」「寝る前に30分文法」など、生活リズムに組み込んでしまいましょう。

3. 完璧を目指さない

60点でOKという気持ちが大切です。100点を目指すとプレッシャーで続きません。まずは「とりあえず終わらせる」ことを優先しましょう。

4. 成長を記録する

学習記録をつけると、自分の成長が見えてモチベーションが上がります。「今日覚えた単語数」「解けた問題数」などを記録してみてください。

5. たまには息抜きも大事

疲れたら無理せず休みましょう。洋楽を聴いたり、簡単な英語のYouTube動画を見たりするのも立派な英語学習です。楽しむことを忘れずに。

まとめ:3ヶ月後のあなたは別人になれる

高校生で英語が壊滅的にできないのは、決してあなただけではありません。約7割の高校生が同じ悩みを抱えています。

最大の原因は中学英語の基礎が固まっていないことです。まずは『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』などの参考書を使って、2~4週間で中学英語を総復習しましょう。

その後、適切な参考書と勉強法で毎日コツコツ続ければ、3ヶ月後には「英語がわかる」という感覚を実感できるはずです。完璧を目指さず、小さな目標を達成しながら進んでいってください。

今日から始めれば、来年の今頃には英語が得意科目になっているかもしれません。諦めずに一歩ずつ進みましょう。

よくある質問(FAQ)

Q
高校生ですが、中学英語からやり直すのは遅すぎませんか?
A

全く遅くありません。むしろ、基礎ができていない状態で高校英語を続ける方が時間の無駄です。中学英語の復習は2~4週間で完了できるので、今からでも十分間に合います。実際、高校1年生で偏差値36から始めて6ヶ月後に偏差値63を達成した事例もあります。

Q
1日どのくらい勉強すれば英語が得意になりますか?
A

理想は1日2時間ですが、1日1時間でも継続すれば十分効果があります。最初の1ヶ月は中学英語の復習に集中し、その後は単語・文法・長文読解をバランスよく学習しましょう。3ヶ月継続すれば、確実に変化を実感できます。時間がない場合は、通学時間や寝る前の10分でも単語暗記に充てるだけで違います。

Q
おすすめの参考書を全部買うべきですか?
A

いいえ、全部買う必要はありません。まず「中学英語の復習用」を1冊、「英単語帳」を1冊、「文法書」を1冊の合計3冊あれば十分です。たとえば『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』『英単語ターゲット1900』『総合英語Evergreen』の3冊で基礎は完璧に固められます。1冊を完璧にすることが、複数の参考書を中途半端にやるよりずっと効果的です。

Q
英語が苦手すぎて何から始めればいいかわかりません
A

まず『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』を1ページ目から順番に進めてください。理解できなくても気にせず、とりあえず最後まで読み通すことが大切です。1周目は60%の理解でOK。2周目、3周目と繰り返すうちに理解が深まります。同時に、毎日10分だけ単語帳を眺める習慣をつけましょう。この2つだけで十分スタートできます。

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